場面かん黙(選択性緘黙)は、特定の状況で話せなくなる不安障害の一種と言われます。家では普通に話せても、学校や社会的な場面では言葉が出なくなる姿が見られることが多いからですね。
緊張や不安を感じる場面で見られ、子供に多いですが、大人でも続くことがあります。また、安心できる家庭の中にあっても、「ママ、あのね、あのね、、、」と言った後に言葉をつなげることができず、「やっぱりいい」と言って伝えることをあきらめてしまうお子さまも見られます。
私も長く「話したいのに離せない」ということに悩んだのでその苦しさが分かります。当時の私は、性格のせいだと思っていました。今、振り返ってみれば、自分の発達の抜けが原因だったと分かります。
でも、小学校から高校にかけて「話したくても話せない」という苦しさの中にいた私には、どうすればいいかさっぱり分かりませんでした。そして、話せないがゆえに、誰にも相談することができませんでした。そして、寄り添ってくれる人もいなかったのでした。
言葉に詰まってしまうお子さま、思いを伝えられないお子さまに、家庭で手を差し伸べてあげてください。家庭でのアプローチがお子さまを変えます。
場面かん黙は、発達の抜けを埋めることで症状を改善できます。もちろん、一定の時間はかかります。でも、焦らず少しずつ土台をつくるアプローチをすることでお子さまは変わります。